9月28日 精神科クリニックでの自由討論その(1)
講師:横山 章光(あいわクリニック院長 精神科専門医)
30年近く勤めていた保育園を退職し民間の保育園に勤務する事になりました。
そこで私は想像を絶する体験をしました。
今だからこそ貴重な体験をさせて頂いたと言えますがあの苦しみはもうよいと思います。
娘はあのまま仕事に行っていたら、お母さんは生きていないかもね、
側にいた娘には多大なる心配をさせてしまいました。
人格を否定し続けられ、まず自分が自分でなく、わからなくなりました。
感情も、思考力もなくなりじっとしている事ができずウロウロしていました。
話をしようとしても、ろれつが回らなくなり勿論食欲がなくなり、倦怠感も出てきました。
錠剤やアンプルの栄養剤を毎日服用しながら職場に向かいました。そのうち胃が痛くなり内科受診、
総胆管拡張膵炎で検査入院、血液の値もとてつもない高さでした
横山先生のクリニックを勧められ受診致しました。
クリニックは以前に研修で行った事があるのに自分が何処にいるのか?解らなくなりました。
クリニックの方にナビを頂きながら長い時間を要してクリニックにたどり着けました。
文字は見えるけど頭に入って行けなかったです。やっとたどり着き、横山先生のお顔を見たら
涙が自然に出て止まりませんでした。「健康を害してまで、する仕事はない、行きなさんな」
と言われてほっとしたのを今でも覚えています。
適応障害と診断されて1週間に3回娘と一緒に通院しました。
薬は出されず横山先生が処方箋でした。
横山先生は、「一番は自分の健康が大事、二番は家族が大事」と言われました。
全くその通りだと娘に感謝の気持ちでした。
いま思えば私は仕事ができない人だと洗脳されていたように思います。
虐待や虐めにあっている子ども達も、私が経験したような辛い、哀しい思いをしているのでしようか?
と横山先生とお話をしました。PTSDとも言われました。
人で傷ついた時は人のなかでしか治らない、
今は新しい職場で仲間や子ども達と楽しい日々を過ごしています。
皆さんに寄り添って頂き、助けて頂きました。私は人が大好きです。感謝です。
前職場では1人では何も出来ない事も実感、痛感を致しました。
先生はじめ皆さんありがとうございました。