2019年1月19日 発達障害の子どもや家族を支援する(1) まずは障害を知ることから
「ぼく、私のことを理解してください。理解なしでは支援をしないてください」
講師:市川 宏伸(一般社団法人日本発達障害ネットワーク理事長)
発達障害は見た目ではわからない。
昔、発達障害はどう扱われたか?見た目が普通なのにできない(怠け者)
その保護者は躾のできない親と言われ、普通の人になるために注意、叱責の対象となった
普通の人でないため社会では困った、厄介ものとされた。
また一方で、一部は他者が真似のできない素晴らしい仕事をするとして、注目を浴びた。
*発達障害への現在の考え方
①何らかの脳機能障害の存在が前提
②低年齢で生じている。
③原因について現在は仮説しかない
④育て方だけでは説明できない。
⑤最近は発達障害を何とかなくそうとは考えない。
⑥発達障害児の持つ社会不適応を減らす
*発達障害者支援法の改正の要点
①目的、定義、基本理念を明確化
②施策の中に 『司法手続きにおける配慮』を加えた
③発達障害の当事者だけでなく『家族その他の関係者』を支援の対象に加えた
④『発達障害者支援地域協議会』の設置を明確化した
⑤様々な分野における支援と、ライフステージを通じての支援を念頭に置いている。
本当の入り口であって伝えきれません。
発達障害を知る事は自分を知ることです。
市川先生のお言葉が大きな意味を、私達に投げ掛けてくださりました。